測温抵抗体
一般に金属の電気抵抗は温度の変化にともなって増減し、この間には一定の関係があります。 これにより金属線の電気抵抗を測って温度を測定する計器が抵抗温度計で、その中で白金線の温度による抵抗変化を利用するものが白金抵抗温度計であり、その感熱機を測温抵抗体といいます。
当社測温抵抗体は、きわめて純度の高い白金素線を抵抗端子としており約-200℃~500℃までの測温に用いられます。 白金線は温度の変化により電気抵抗?が鋭敏に変化し。、しかも温度との関係が極めて正確なものであります、。 抵抗素子の電気抵抗?は0℃において100Ωで、規定電流値は0.5mA、1mA、2mAがあり、リード線は3線式と4線式があります。
構造
測温抵抗体は、セラミック巻枠に白金線をまいた抵抗素子と、内部導線間の短縮を防ぐ絶縁管、被測温物やガスから内部を保護する保護管、計器からの導線を接続する端子箱などから構成されています。
抵抗素子はセラミックに0.03~0.05mmの純白金線を巻、両端を口出線に電気溶接し、0℃における抵抗値をJIS規格内に調整してセラミックに封じ込んだものです。 保護管は熱電対用に比べ、その使用温度が低いので耐熱性よりも耐?性が問題になり、その材質としてはステンレス、黄銅管、硬質ガラスなどが使用されます。